慣れない夜行バスに乗るため
駅前の赤のれんで
時間つぶしに飲む。
地元民らしき
ばぁさん二人連れ
瓶ビール一本を二人で分け合い
つまみは刺盛りを中心に豪華だ。
晩飯替わりか・・
峰不二子のごとく
胸の突き出した女性に
不釣り合いなメガネ男。
おあいそは峰不二子が
先陣を切ってゆく。
二人の関係性
想像が楽しい
隣の兄さん
ドレッドヘアを
噴水のごとく頭の上で結び
対面の席にはディバック
これからどこかへ向かうのか
どこかへ帰るのか
夜行列車待ちなのか
夜行バス待ちなのか
そして反対側の隣の姉さん
私が姉さんということは
ばあさんか😆
同じく対面の席にディバック
防寒がしっかりできているので
これからどこかへ向かうのか
しかし土産物らしき紙袋
どこかへ帰るのか
人が行き交う
人生のステーションは楽しい
想像が掻き立てられる。
みな時間が来れば
思い思いの
荷物を背負い
旅立ってゆく。
そんな景色を眺めるのも
旅の醍醐味だ。