『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

5回中山道・木曽路ウルトラウォーキング<拾>

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事前にルートはスマホにインプットされ

Google Mapと同期しているので

迷うことはないが

さらに、分かれ道にはご覧のような

矢印サインが掲示されている。

そして、

二股の道では決まって登りを指している。

その失望感は例えるなら

矢印の先に

ウニとトビコがあり

「おっ!ウニか!」

と一瞬の期待感も虚しく

どんなときもトビコなのである。

この失望感がお分かり頂けるか

ウニは選択できないのである。

 

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マムシ注意に始まり

イノシシ用心

そして、熊出没

しかし、今や

登り坂以上に怖いものは何もない。

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標高790mと記されているが

出発式の際、主催者の説明で

「今回のコースの最大高低差は2000mです」

とにこやかに言われ

聞いている人たちも満足そうだった。

そうなんだ。

その方々は、それが大好物なんだ。きっと。

ウニよりトビコにヨダレが出てしまう。

そんな稀有な方々なんだろう。


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馬籠宿を過ぎ

妻籠宿に入った。

あとは南木曽駅を目指すのみである。
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矢印の指す方は期待を裏切ることなく

登り坂。

ウニやトロなど

甘いことを考えるのは

もうよそう。

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なぜ、極限状態で歩けているか

既に思考が停止しているからである。

だからというわけでもないが

最後の最後で失態を犯してしまった。

腕時計のGarminでログを取っていたのが

充電切れに気が付かず

重い充電器も持っていたのに

ログが吹っ飛んでしまった。

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しかし、それほどショックでもない

所詮はデジタルの記録だ

身体に刻み込まれた記憶の方が

価値があるだろう。

 

歩く先の正面にゴールである

南木曽駅が見えてきた。

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私はこのウォーキング大会に

のめり込んでいるわけでもなく

興味だけの参加でもない。

程々の部類だ。

大会常連の方々から言えば

どうってことのないコースなんだろう。

それは、何度も言うように

日々の鍛錬がなせる技。

前回データで69%の完歩率だから

決して優しくはないコースで

何とか完歩できたことに

安堵のため息をつき

FINISHを飾った。

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