『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

5回中山道・木曽路ウルトラウォーキング<玖>

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馬籠宿まで残り1.1km

そして

9:45最後のエイド到着だ。

ブービーメーカーから

そこそこは巻き返したような気もするが

もはや順位などは関係ないだろう。

 

<第5エイド>
馬籠宿
じんばバス停横
91km
00 :00~13:00(到着予想時間)


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頭の中は空っぽとはいえ

やはり、情緒ある建造物や街並みには

心を引かれ

スマホのシャッターは押していたようだ。


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そして馬籠・・

立ちはだかる急坂を見て

心が折れた。

急坂というより

壁、壁である。

普通に歩くのにもキツイ坂ばかり


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ウォーキングが終われば

馬籠〜妻籠の観光を楽しもうと思っていたが

もう馬籠はいい。

お腹いっぱい過ぎる。


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残すところ、あと約10km余り

スタッフに

「もう自信がない」と弱音を吐く。

「ここまで来てリタイヤは無いでしょう」

確かにその通りなんだが・・

「この先はもう坂はありませんか?」

馬鹿なことを聞いたものである。

昨日から何を学習してきたのか。

この地に坂のない道なぞ

あるはずがない。


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誰かから強制されたわけでもない

自分の意志で参加した大会だ。

乗り越えるしかない。

仮にリタイヤしたら、

心残りとなり、

また挑戦したくなるかもしれないが

正直言って、もう二度と歩けない

いや、歩きたくないかもしれない。

いい所なんだけど・・
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意を決して

靴紐を固く締め直すのであった。