台湾最後の夜は
饒河街観光夜市だ。
タクシーやバスの
神風ドライバーのお陰で
順調に九份での観光を終え
最後の夜を夜市で楽しめる時間に
台北まで帰ってこられた。
この夜市では
胡椒餅が有名らしいのだが
長蛇の列で買うことが叶わなかった。
何しろ、さすがに皆お疲れモードで
できればもう歩きたくない空気が
ムンムンだ。
前夜の夜市に比べると
臭豆腐は臭わなかったので
割りと難なく散策を楽しめた。
皆の心の内は
立ち食いはしたくない。
これ以上移動はしたくない。
暗黙にはそれで一致していた。
夜市を歩ききった先に
十人が充分に座れる
半屋外型の店があり
何となくウエルカムでない店主を横目に
その店になだれ込んだ。
まずはビールだ。
どこへ行ってもビール。
日本でもビール。台湾でもビール。
昼でもビール。夜でもビール。
またもや
怒涛の如く料理を頼む、食べる
魚介も肉も野菜も点心も
食べる、頼む。
そして、良く飲んだ。
とにかく異国の地で
10人で乾杯するだけでも楽しい。
でもって、いちいち今日あったことを
復唱しながらそれをつまみに飲むと
こんなに愉快な時間は無いのである。
もちろん一番の話題は
神風ドライバー!!
結局、最後まで楽しませてくれた。
意外やツボだったかもしれない。
たらふく食って、飲んで
お会計の時は
またもや、満面の笑みで
謝々!!マタキテクダサァイ!!
ドヤ!
台湾の店主を幸せにする日本の奴ら
ってところか😆
ところで日本を出る前に
台湾旅行応援キャンペーンに
みんなで応募していた。
抽選は台湾の空港だ。
9名中で私を含め2名が当選したが
その一人は登録したパスポート番号に
入力ミスがあり無効。
一気に私の賞品2万円相当の電子マネーに
視線が注がれた。
元より独り占めする気はないが
何かする度に「そのカード使えないか?」
と言われると、天の邪鬼の私は
使いたくなくなるのである。
この最後の夜のお店も使えなかった。
日本で言えばSuicaに似ていて
買い物で使えるお店は限られているのだ。
ここで台湾女子とのお別れだ。
2日間ずっと付き合ってくれた
ナビゲーター役の台湾女子に感謝だ。
台北市から1時間余りのところに
住んでいるという彼女は
この日の前夜は自分で手配した
ホテルに一泊して
1日中ガラガラを引っ張りながら
一生懸命案内をしてくれた。
山道のタクシーで車酔いし
九份の急な階段では
足を引きずり、息を切らしながら
我々に付いてきてくれた。
数百元だけ使用した電子マネーを
彼女にプレゼントすることにした。
彼女も喜んでくれたし
私も気持ちのいい使い方ができて
ウインウインの別れだった。
いつの間に買ってくれたのか
「みなさんで」といく種類かの菓子を
お土産に頂いた。
素晴らしい台湾女子だ。