『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

大企業の病

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この春、スマートフォン

機種変をした際に

繰り返し、繰り返し

WEB広告やDMで勧められ、

三大キャリアの一つの

関連クレカを作った。

携帯料金もお得になるし、 

ポイントもお得に付与させるという

触れ込みだったからだ。

さらに、年会費を払って

ゴールドにしてもすぐに元が取れます。

と、いいことずくめ!!らしい。

 

その後、支払いが

「勝手にリボ(正確には。こえたらリボ)」

になっていたことは↓で、語った通りである。lonewolf1964.hatenablog.com

ポイントがお得に付与される一方で、

勝手にリボにされて

利息分を払っていたら

『行って来い』どころか

『行って帰って来ず』だろう。

 

すぐさま、一括で支払うことにした。

そのため、少々まとまった額となり

うかつにも数千円の残高不足で

引き落としができなかった。

これは、こちらの手落ちであろう。

 

マッハの速さで

その旨のメッセージがSMSで届き

「通知が届くので、すぐに振り込んでね」

と言った内容通り、

翌日には振込用紙が届いたので

すぐにCVSで振り込みを済ませた。

そして、時間を置かずに届いたハガキが

これだ。

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カードとの付き合いは

20歳の頃、マルイの赤いカード以来

30年以上色んなカードを使っている。

 

しかし、取引後に初めて振り込みが遅れ

しかもすぐに振り込んだ挙げ句に

こんな品位の無い手紙をもらったのは

私の記憶では、ほぼ初めてで、

一瞬面食らってしまい

何度か読み直してしまった。

 

「約定日を遅れてお支払い頂きました。」

それ、わざわざ書く必要ある?

悪いのはこちらだが

物すごい違和感を感じてしまった。

失礼ながら消費者金融でも

こうは書かないんじゃない?!

他のカードだと

「いついつに振り込みを確認しました」と

領収証的に送ってくることはある。

あまりはっきりは記憶していないが。。

 

きっと回収率のいい債権回収会社

委託してるんだろうと思ってしまった。

 

しかし、こちらも

そのキャリア一筋で

一度も他社に乗り換えたこともない

ヘビーユーザーである。

腹は立たないが

そんな品位の無いキャリアについては

これからはメアドの変更も

必要なくなるので

真意を聞いて、場合によっては

長い付き合いもこの辺りで

考え直そうと思って、

お客様センターに電話してみた。

 

オペレーターの対応は全く問題ないし

「当方(コールセンター)の

上司に聞きましたが

確かにそう思うとのことです。」

しかし、彼女達はそれ以上の

回答権限を与えられていないとみて

「こちらではお伝えするだけになります。

他にはお客様相談室に

ご連絡をして頂く方法がございますが

通話料金が発生してしまいます。」とのこと。

 

「あの。。

私はクレームを言ってるのではなくて

そちらの長いファンとして、

品位を疑われるんでは、と思って

意見を言ってるのに、

なぜ、通話料金払って、

また私から電話しなきゃいけないんですか?

親会社に吸収されるから

また、お上体質ですか?」と

チト、余計なことを口走ってしまったので

すぐに反省し、

「特に回答は必要ないので、もういいです。

ありがとう。あなたが悪いわけでもないので

気にしないで」

と言って、電話を切った。

 

もう一度、頭の中で整理してみた。

毎日、色んな相談、苦情、難癖、

さらに、隙があればつけこもうとする輩

いちいち相手にするのも大変なんだろうな

と思い、少し同情したものの

 

こうも思った。

ヘビーユーザーなんて

自分が思ってるだけで

大企業からすれば

「嫌ならやめてもらっていいですよ。

所詮ポイント付与すれば

また、戻ってくるでしょう。」

と思ってるのかもしれない。

 

ポイントに踊らされた自分を恥じた。

それまで、私のメインカードは

DinersCardだった。

ステイタスの高いカードだけあって

ポイント付与は低いかもしれないが

対応とサービスは一流だ。

 

80年代の終わり頃

就職雑誌の新進気鋭の企業が

未公開株の譲渡で

大きな社会問題を引き起こした。

上り調子だったその企業の信用は

どん底に落ち込んだ。

ある日、その企業から届いたDMに

激怒した北海道の経営者は

「こんなもの送りやがって

引き取りに来い!」と電話口で言い放ち

電話を切った。

女性の担当者は泣きながら上司に報告した。

 

その後、

なんと上司はその部下を連れて

北海道の企業を訪ねたのである。

 

「本当に来るとは思わなかった」と

経営者は驚き、またその誠意に敬服した。

事件を起こしたのは役員であり

現場ではない。

今もこの時の精神をこの企業は

忘れずにいるのだろうか。。

 

ピンチの時だけ真摯になるんではなくて

大きい企業こそ、日頃から

末端ユーザーを大切にしてほしいと

切に思う。

 

人の心が通う経営

それができないようなら

無能な役員は首にして

AIで十分、いや

それ以上にやっていけるだろう。

 

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