『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

後日談

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https://lonewolf1964.hatenablog.com/entry/2020/11/20/214409
あれから数十年経って
その団体の総会の場で
当時を振り返る機会があった。

私に苦言を呈した経営者が
その時の苦労談を語りながら
担当した部会の幹部の名前を
功労者として紹介した。

部会長1人
副部会長3人
・・・のはずだが
私の名前だけ無かった。

彼は人となりに問題はない人物だから
敢えて外したわけでもなく
単純に記憶に残ってなかったのだろう。
私との普段の付き合いが薄いのもある。

わざわざ名前を紹介するのなら
事前に確認をしていた方が
良かったのかな。
リーダーとしては
はっきり言って失格だろう。

しかし、私にも
責任がないわけではない。
若い経営者が集う会では
目立ってナンボだ。
当時よく言われたのが
「羊さんいたの?気が付かなかったわ」

そう。
私は目立つ存在ではないのである。
ギラギラした人達の影に隠れて
爪痕を残せなかったのも事実だ。

私の周りには
ギラギラとした
触ると火傷しそうな
太陽のような人が多く
真似事をしようと
ブレたこともあったが

私の愛歌
『時代おくれ』で
阿久悠先生は
こう書いている。
「目立たぬようにはしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず」
と。

そのことを
日頃より心掛けるようにしている。

太陽がいないと
万人が困るが
自分は「月」のような存在だろう。
満月の日もあれば
新月の日もある。
いなくても困る人はいない。

しかし
風流で月を愛でる人は
わかってくれる。
人知れず
潮の満ち引きを導く
そんな男になりたいと思う。

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