カウンターの席に案内された。
食事担当と思わしき着物姿の女性が
一人立っていた。
待った。待ってみた。
が!しかし!
ノーリアクション。
仕方なくこちらから声をかけ
飲み物を頼んだ。
最初の料理が運ばれてきた
ん?
なにか違和感。
ほとんどの宿では
もういいよってくらいに
料理説明をしてくれる。
なるほど!そういうことか。
全てに合点がいった。
到着した時の会話や
この食事部屋でのやりとり。
聞かれたら丁寧に答えてくれるが
あちらから何かを言ってくることはない。
これは・・・京の文化なのか?!
きっとそうだ!京は今でも都なのだ
東京都なんて東の京都に過ぎないのだ。
日本を司るのは京都なのだ。
町家がコンセプトの宿のせいか
料理も際立ったものは少なかったように思う。
お造りだけは説明があった。
なるほど印字されたメニューには
盛合せと書かれている。
その日によって仕入れが変わるから
お造りは説明が必要なのだろう。
合理的だ。こちらも京都っぽいではないか。
体力回復のために
ステーキメニューに変更をお願いしてあった。
山葵が添えられていたが
京都であれば山椒ソースが嬉しかったかな。
料理に舌鼓をうち
京都の文化?に触れながら
瓶ビールからのハーフワインを一本空けて
締めの態勢に
地酒の登場だ。
足のことを考えれば
紅葉ライトアップの探索なんて
どだい無理である。
あとは飲んで寝るだけだ。
黒毛和牛の柚子釜田楽焼き
写真は酔っているが
これは美味しかった。
それにしても
私以外のお客さんたち
皆さん静かだった。
もしかしてスマホで会話してる?
ってくらいに