よく分からないうちに
知床までやってきた。
そしてもうお決まりの
“北海道会う会う”
日勝峠で会った
品川ナンバーのVFと記念撮影。
当時北海道ツーリングは
バイク乗りにとって鉄板だったが
本土から渡ってくるバイク乗りは
ブ~ンブ~ンとうるさいから
ミツバチ族と呼ばれていた。
そしてバイク乗りのための
色んなサービスが提供されていた。
ここはプレハブの体育館のような施設で
避難所のイメージだ。
寝袋を持っていれば500円で利用できる
まさに“バイク仲間 北の解放区”なのだ。
学生には有り難いサービスだった。
さすがにバイクばかり乗っていて
飽きたのか
この日は軽装に着替え
ガイドブックには出ていなかったと思うが
地元の人が手書きで作った
穴場スポットの紹介を手に入れ
ご覧のように
ロープを伝いながら渓谷の斜面伝いに
滝まで登っていくのである。
すると!なんと!
滝壺自体が露天温泉になっている
カムイワッカの滝を訪ねてみた。
結構な距離を登り
滝壺に浸かり
再び降って来たので
そこそこ時間が経っていた。
バイクを止めたところへ戻って驚いたのが
バイクが45度くらいに傾いていたのだ!!
普通はサイドスタンドを使って
精々15度くらいか。
「うわっーー!!」イタズラか?!
と思ったら、
高温になった鉄製のサイドスタンドが
熱で柔らかくなったアスファルトに
めり込んでいたのだ。
「北海道も暑いんだな」とその時思ったのを
今でも覚えている。
道東の辺りは絶景が多く
対になった滝も見処だった。
ここは“乙女の涙”“男の涙”と呼ばれる
名勝だ。