『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

テレビショッピングはよく吟味して

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テレビショッピング

嫌いではない。

テンポよく

人の良さそうなMCや

普段は疑り深いタレントが

「これはいい!」

とか、のたまい

「電話がパンクしそうです!

 お急ぎください」

なんて言われると

つい熱くなり

気がつけば【購入】ボタンを

クリックしている。

 

そんな調子で随分前に買った

洗浄機付きの電気シェーバー。

洗浄液が無くなりそうなので

購入したテレビショッピングの

サイトから購入履歴を確認した。


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商品名をコピーして、当該サイトで

検索したところ

「その商品はない」とのアナウンス。

仕方なく、電気シェーバーのコーナーから

手順通りに探していくと

あった!


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ん?なんか違う?!

以前は

6個入りで4514円

今回は

4個入りで7480円

随分と値上がりしたもんだ。

これだと、シェーバーを買い替えた方が

いいんじゃないか?!

と思ってしまった。

 

念の為に

WEB検索をしようと思った。

テレビショッピングは

「驚きの最安値!」と絶叫しても

検索してみると意外に

他も同じ料金で出てたりする。

微妙に型番違いとかの

ラクリもあったりする。

分割の場合は分割手数料を負担したり

送料が無料だったり

トータルで判断しないと

結局、最安値でなかったりするのだ。

 

検索結果はこれだ!

 

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6個入りで3578円

えっ?

6個入りがあるばかりか

数年前に当該サイトで買った値より

安いではないか!!

 

これがテレビショッピングの妙だ。

別にだましているわけではない。

買う側がよく調べる必要がある。

 

一度しか使っていない

スチームアイロンの箱の

降り積もったホコリを眺めながら

そう思ったのである。

 

 

第7回しまなみ海道ウルトラウォーキング⑪

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長距離ウォークの後の朝風呂も素敵だったが

落ち着いた古民家の木の風呂も

趣があって素晴らしい。

昨夜は、オーベルジュの素敵なおもてなしと

料理を堪能し

風呂に浸かって、泥のように眠った。

 

清々しい朝を迎えて

別棟の、こちらもリノベーションした古民家で

朝食を頂いた。
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特別な料理ではないが

行き届いたバランス感覚と

クリエイティブ感が半端ない。f:id:lonewolf1964:20211221065233j:image

 

朝食の後は

凛とした冬の空気の中

古い街並みを歩いてみた。

時計の針が

ぐるぐると逆回転したような空間が

普通に佇んでいる。
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この檜の舞台に、どれだけの役者たちが

汗と涙を落としていったのだろうか

悠久の時の流れに思いを馳せてみた。
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昔の人はエラかった。

何の思考もなく、つい

そんな言葉が当たり前のように

口から出てしまうことがある。

 

重機もない時代に

この梁を作ることだけでも

はるかに想像を超えてしまうのだ。

昔の人はエラかった。としか、言いようがないのである。

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心を満たす時の散歩道も

空腹には勝てないようだ。

そろそろ、昼飯にするか。
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これまた、古風な蕎麦屋である。

閉店時間ギリギリであったが

快く受け入れてくれた。

有難いことである。f:id:lonewolf1964:20211221065555j:image

 

ツルツルと喉腰よく

3枚の盛りが腹に納まった。

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そろそろ帰路につくとするか。

 

第7回しまなみ海道ウルトラウォーキング➉

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ウルトラウォーキング完歩の夜は

少しばかり贅沢に過ごしてみた。

 

自家製モッツァレラチーズ

パッションフルーツ

タイバジル

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グジェール グリッシーニ バゲット
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地元野菜20種 ひしお

バーニャカウダ 生ハム

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シマアジ 洋ナシ 神の島檸檬 スモークf:id:lonewolf1964:20211219211247j:imagef:id:lonewolf1964:20211219210912j:image

原木椎茸 蝦夷バフンウニ

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赤ワイン
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真鯛 持ち麦リゾット
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スペイン産イベリコ豚 薪焼き 俺の塩f:id:lonewolf1964:20211219211625j:image

 

ガトーショコラ

フランボワーズジェラート
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珈琲

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かように、人が食ったものを

羅列されても

見る方は楽しくも面白くもない。と思う。

 

人の舌なんて、そんなに当てにならないし

好みにも左右されるだろう。

私は、最終的に料理の良し悪しを決めるのは

調理人だと思っている。

地道な修行をベースに

謙虚で、それでいて、常に鍛錬を惜しまない

その人間性も併せて

食する人々を感動させられるかだと思う。

 

「ここ美味しいから!」「ね、美味しいでしょう!」

よくある会話だが

評判とは裏腹な調理人の本質が透けて見えると

私は幻滅の感情しか沸き起こってこない。

 

翻って、このオーベルジュは素敵だ。

シェフの姿勢が素晴らしい。

完歩の後に

心地よい時間を演出してくれたことに

感謝だ。

 

第7回しまなみ海道ウルトラウォーキング⑨

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何とか完歩し

ゴールでもある温泉に飛び込んだ。

このゴール設定は最高だ!

もう二度と歩きたくないと思っても

この達成感に絆されて

また、挑戦したくなるのは世の常であり

苦難が無いと

喜びも達成感も形だけのものに

なっちまう。

仕事も同じだろう。

やりがいや喜びの向こうには

苦難があり

苦難が大きいほど

やりがいや喜びも

でかくなるってもんだ。


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完歩を祝し

ランチは鯛飯だ。

際立った疲労は感じなかったが

徐々に足が浮腫んできて

靴の中でパンパンになってきた。

色んなことを想定し

この日は泊まりにしておいたので

あとは宿を目指すだけだ。


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この日の宿のチョイスは

リノベーション済みの古民家。

初冬のモノクロームな季節に

ぴったりだ。


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夕飯まで

一寝入りすることにした。

第7回しまなみ海道ウルトラウォーキング⑧

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第4エイドは水軍公園
64km地点。

来島海峡大橋の直前だ。

 

寒さより

疲れより

眠気が襲ってきた。

叶うならば

この場で倒れ込んで即寝したい。

そんな欲求に駆られながら

エイドで提供を受けた

温かい飲み物を飲み干し

水軍公園のベンチで

ウトウトしてみたが

体勢がキツ過ぎる。

 

ここで仮眠して

来島海峡大橋の上で

朝日を拝もうかと思った。

隣の男女も

同じようなことを話している。

が、

「日の出までまだ3時間ほどある。

ここに、それまでずっといたら

寒さに耐えれんよ」

という言葉を聞いて

「なるほど、その通りだ。」と思った。

少しでも早くゴールして

温泉に飛び込んだほうが良さそうだ。

来島海峡大橋の朝日はまた

拝める時もあるだろう。

 

最後のウォーキングに向けて

気合いを入れ

来島海峡大橋に臨んだ。

それにしても、長い橋だ。

やっと、渡り終えた頃には

再び睡魔に襲われた。

天の助けか

ポケットパークのベンチが

視界に飛び込んできた。

すぐにでも横になりたかったが

熟睡してしまってはマズいと思い

腰を下ろしたまま

ウトウトしていたが

すぐに意識が遠のいていった。

 

目が覚めたのは

海老反り状に後ろにのけ反って

倒れこんだ瞬間だった。

幸いにも土以外の固いものは無く

怪我をすることは無かった。


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空が白んできた。

ゴールも近い。

この矢印があるおかげで

漆黒に包まれた山中のコースでも

迷うことがない。

スタッフの舞台裏の苦労に感謝だ。

 

ゴールには

完走証と温泉

そして、達成感が待っている。

第7回しまなみ海道ウルトラウォーキング⑦

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もはや写真を撮る余力も少なくなってきた。

それでなくても夜も更け

撮影のモチベーションは皆無に等しい。

 

第3エイドは伯方島で49km地点

半分は過ぎた。

今更ながらに、今回のウォーキングで学んだことがある。

概ね80kmの全長でエイドが4か所あるので

平均的には16kmごとになる。

それでも12kmを過ぎると

思考はネガティブになるし、

色んなことが、かなり辛くなってきて

葛藤が始まるのだ。

 

しかし、エイドで休憩を取り

食べ物や温かいものを頂き、

そして励ましの言葉をかけてもらうと

また、気力がむくむくと湧いてくるのだ。

だから、人生でも、いや日頃も

走り続けるだけではなく

しっかりと休憩をとることが大事だ

と痛感した。

かえって効率が上がるというが、

正にその通りなのである。

 

私は靴下を新しいものに交換した。

少し、右の小指が擦れていたので

絆創膏を貼り、両足にワセリンを塗り込んだ。

これだけでも、随分と気分が変わるものである。

 

グローブもせっかく厚手の物も持ってきたので

ここでチェンジをしたが

失敗だった。

暑すぎて、邪魔になるだけだった。

深夜を回っても、

思いのほか気温が下がらないのである。

 

さて、最後の第4エイドを目指して

頑張るか。

第7回しまなみ海道ウルトラウォーキング⑥

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第2エイドの

瀬戸田サンセットビーチ

34km地点だ。

少し、キツくなってきた。

足の痛みに加え

何となく全身に疲れが出てきた。

 

私の好きな背脂系のラーメンは

嬉しく!テンションがあがるぜ!

 

幸いなのが

思った以上に気温が下がらず、暖かい。

逆にヒートテックが、効きすぎて

発汗がすごくて

頻繁に水分補給をしないと

やばい状態だ。


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今回、新しく導入した

Salomon

XA 15 ユニセックス ハイキングバッグが

真価を発揮する。

ハイドレーションが胸の左右に付いているので

水分補給が難なく、瞬時にできる。

私は左にOS1を入れて、

右には、その時の状態によって

お茶やエナジー系のドリンクを使い分けていた。

 

しかし、良いことばかりでなく

その分、肩に荷重がかかるのである。

 

ペースが一定化してくると

だいたい周囲の人も

なんとなく固まってきて

多少入れ替わりはあっても

気がつけば

見慣れた方が

視界に入ってくる。

 

先程の健脚女性ウォーカーは

ヘッドランプを使わずに

手持ちのLEDで歩いており

休憩のタイミングで

彼女が後退すると

背後の暗闇から

リズミカルな光軸が

ムービングサーチライトのように

私の目の前の路面に踊ってくるので

すぐに彼女だと気がつく。

 

そして、一定の歩調が

リズミカルな光と共に

すぐさま私の

前方の彼方へと消えてゆくのだ。

 

 

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