京都に夜行バスが到着した初日の
朝7時前
駅近くの行列に注目すると
貝出汁ラーメンの待ち列だった。
朝の7時から開店するのもすごいが
それを待っているのも凄いなと思い
気になっていたので行ってみた。
人気のラーメン屋さんは
紙おしぼりも洒落ていた。
一口スープを啜ると
口の中に海の香が広がった。
あぁこういうことか
スープまで飲み干し
完食
その後新幹線の発車時間までを
どう過ごすか悩んだ末
観劇をすることにした。
ちょうどレイデイマクベスが
最終公演日だったが
追加公演があるほどだ。
月曜の昼間とはいえ
京都を舐めちゃあいけなかった。
観劇を諦め
ミスドで珈琲を飲みながら
ウルトラウォーキングの反省記
(このブログ)を書くことにした。
そして出発の時間。
新幹線から在来線に乗り継ぎ
車窓から
夕陽に島影が映る様子を眺めながら
旅の終わりを噛み締めていた。
相変わらず足は筋肉痛とむくみが酷く
靴は履いていられない。
100kmウォーキングを
“お散歩”と呼んでいる人たちがいるが
どんなに凄いんだろうと思う。
私には到底真似ができない。
年に一回参加するのが関の山だ。
列車が家の近くの駅に到着した。
線路を越える陸橋の上に月が覗いている。
もちろん迂回をすることもできる。
しかし、
そこに行かないと見えない風景があるのだ。
そこでしか見ることができない風景と体感
それがウルトラウォーキング参加の
理由かもしれない。
そんな事を考えつつ
重い足を引きずりながら
陸橋に向かって歩を進めた。