『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

ON THE ROAD 2022-3

f:id:lonewolf1964:20220108101255j:image

2階席のほぼ正面で

手すり前の席が割り当てられた。

武道館の席の狭さを感じながら

ハウンドドッグの武道館10daysを

懐かしく思い出した。

 

元々ノリがいい方ではないので

コンサートで立ち上がって

ノリノリになるのが苦手なのだが

私の両側の方々も最後まで

席を立つこともなく

思い思いに観覧していたので

自分のスタイルで聴くことができたのは

ストレスフリーだった。

 

一階席のノリを上から眺めるのも

また、別の楽しみがあった。

70歳近い浜省もパワフルな声量で

十分に楽しませてくれ

時折、懐かしさに

あの頃がフラッシュバックし

目頭が熱くなった。


f:id:lonewolf1964:20220108101953j:image

白髪のオーディエンスは

何を感じて

どんな思いに

包まれていたのだろう。

それぞれの

記憶のアルバムが今宵開かれ

きっと

熱いものが

胸に過ぎったことだろう。

 

そんなことを

想像しているだけで

深い郷愁の念に

こみ上げてくるものを

抑えきれなくなるのである。


f:id:lonewolf1964:20220109080140j:image

クールダウンをしようと

新橋の繁華街に足を向けた。

昭和の居酒屋を物色していたが

普段なら選ばない装いの店の

カウンターに腰を下ろした。

なぜ、その店を選んだかは

よく分からないが

22歳の感じのいい青年が迎えてくれた。

 

ちょうど浜省を聴き

アルバイトに精を出し

何もかもが輝いていたのが

22歳の頃だ。

そんな巡り合わせだったのかもしれない。

 

しばし、青年との会話を楽しみ

店を後にした。

ホテルを目指し新橋から銀座方面に

歩いていると

ビッグエコーの看板が・・・


f:id:lonewolf1964:20220109081015j:image

一人浜省祭りをやることに

そうして、わかったことは

やはり、歌は下手だった。

 

“ごらん街の灯りが消えてゆくよ”

と言うことで
f:id:lonewolf1964:20220109080958j:image

銀座の灯りもそろそろ消えるかな


f:id:lonewolf1964:20220109081338j:image

やっとのことホテルへ。

フロントの姉さんに

部屋からは東京タワーは見えないと

教えてもらったので

ロビーでパシャ


f:id:lonewolf1964:20220109081359j:image

ホテル選びに

夜景の優先順位は高い。


f:id:lonewolf1964:20220109081608j:image

満足な一日が

終わってゆく。

 

ON THE ROAD 2022 -2

f:id:lonewolf1964:20220107201851j:image

大きな玉ねぎの下に集う

白髪交じりの男と女


f:id:lonewolf1964:20220107233310j:image

・・・いや、違う。

白髪の男と女。

まだ雪化粧の残る中

さらにオミクロンのリスクも高まる中で

高齢者たちは何を思って集うのか。


f:id:lonewolf1964:20220107232915j:image
SHOGO HAMADA 40th Anniversary ON THE ROAD 2022

今回は40年前の浜田省吾にとって

初のアリーナコンサートだった

日本武道館でのセットリストを

1曲目から最後の曲まで

当時の曲順通りに演奏する

コンサートなのだ。


f:id:lonewolf1964:20220107233259j:image

会場に押し寄せる中高年の波をみて

心が高まった。

まだ、枯れてはいない。

このコロナ禍にみんな

何かを求めてやってきてる。

目頭が熱くなる。

これだ。

これが音楽の力だ!!


f:id:lonewolf1964:20220107233556j:image

浜田も語っていた。

その瞬間

その時のシーンが蘇るばかりか

感情も、匂いも、

すべてがフラッシュバックする。

 

九段下から武道館に続く人並みが

求めているのは

それだ。

 

4:30

青春の記憶の幕が

切って落とされた。

1982年(昭和57年)1月12日(火)日本武道館

再現だ!!

 

 

 

ON THE ROAD 2022 -1

f:id:lonewolf1964:20220107134248j:image

何年ぶりのエアだろう。

 

上京するのは

サザンオールスターズ40周年

東京ドームライブ以来だ。

と言うと、

ライブ好きのように聞こえるかもしれないが

そうでもなく

今は青春を辿るライブに

意を決して行く程度だ。

今回の上京は

SHOGO HAMADA 40th Anniversary ON THE ROAD 2022

 

浜省だ!!

もちろん、昨夜眠れずに

泣きはしなかったが・・・

f:id:lonewolf1964:20220107134652j:image

今回はファンクラブの優位性もなく

フラットな抽選だったので

試しに応募したら

2回目の繰り上げ抽選で

当選してしまったのである。


f:id:lonewolf1964:20220107134924j:image

エアは極めて苦手だが

まさに意を決して搭乗したのだ。

着いてしまえば

もう怖いものは何もない。

ホテルに荷物を預け


f:id:lonewolf1964:20220107135034j:image

青春の酒場をオン・ザ・ロード

・・・のつもりだったが

雪の影響で予約していた始発便が

欠航になった為

到着が遅れ

ホテル近くの

銀座コリドー街で

ランチ&昼飲みで

テンションを上げることにした。


f:id:lonewolf1964:20220107135241j:image

昼の酒が

五臓六腑に染み渡るぜ。


f:id:lonewolf1964:20220107135407j:image

今でもこうして目を閉じれば

19のままだ。

青春の日々を過ごした頃が

鮮やかに蘇ってくる。


f:id:lonewolf1964:20220107135706j:image

下仁田葱をつまみながら

「兄さん!おかわり!」

 

 

#銀座コリドー街

 

いいスタート

f:id:lonewolf1964:20220102134221j:image

いつになく

新しい年のいいスタートが切れた。

 

年末ジャンボに当選したとか

今年最高の運勢とか・・

そうではなくて

自分の中で

いいリズムで動けていることかな。


f:id:lonewolf1964:20220102134520j:image

元旦は近くの神社で初詣を済ませ

2日にはランニングと

古い御札のお焚き上げがてら

お寺に詣でた。


f:id:lonewolf1964:20220102134530j:image

なかなかランニングの方は

ベストなリズムとは

言い難いが

それでも上りは歩くことなく

到着することができた。


f:id:lonewolf1964:20220102134539j:image

肩をすぼめて

両手をポケットに突っ込んだ参拝者と

例年の自分が重なって見えた。

清々しい気持ちで

下り坂を駆け下りて行った。

 

 

謹賀新年

f:id:lonewolf1964:20220101091337j:image

新しい年の幕開けだ。

昨年はゲッターズ飯田いわく

自らの占いで最強の運勢!

との年だったが

果たして今年は・・・


f:id:lonewolf1964:20220101091359j:image

早起きして、初日の出を拝み

アクティブなスタートが切れた。


f:id:lonewolf1964:20220101091414j:image

昨年学んだことは

迷ったら、まずは行動。

行動せずに後悔するより

どうせ悔やむのなら

行動したほうが良い。


f:id:lonewolf1964:20220101091510j:image
定年まであと3年の年となり

しみじみと

そう思うのである。

生まれた町を訪ねる

f:id:lonewolf1964:20211229102412j:image

生まれ育った故郷を離れて

45年の年月が流れた。

年内最後の走り納めの地を

探しているうちに

望郷の念にかられ

ドコドコと訪ねることにした。

 

かつては水産業が栄え

高度成長期あたりの日本が

そうであったように

活気ある港町だった。


f:id:lonewolf1964:20211229102449j:image

小学生の頃に

父親に連れられ

初めて寿司屋なる所に行った。

寿司、蕎麦、しゃぶしゃぶは

今でも大好きで

毎日食べても飽きない。

この時もとめどなく注文し

お腹が満たされるというより

子供ながらに

このまま注文し続けてはいけない

とブレーキをかけたことを

薄っすらと記憶している。

印象的だったのは

目の前のカウンターと

冷蔵ケースの間に

竹を割ったものが横たわり

水がチョロチョロと

流れていたことである。

寿司を手で掴んだあとに

洗い流す粋な施しだった。


f:id:lonewolf1964:20211229102516j:image

今も残るこの寿司屋が

その店かどうかは分からないが

店に入った瞬間の雰囲気は

私のCPUに45年前に書き込んだ

記憶画像とは明らかに違っていた。

 

ランチのお任せ寿司を頼み

ご主人にポツリポツリと

話しかけてみた。

結果、人生初の寿司屋に

間違いはなかった。

どうやら

私が父と訪れただろう後に

移転をしたとのことである。


f:id:lonewolf1964:20211229102717j:image

過去を辿る

四方山話と地ネタの寿司で

すっかり満たされた私は

ご主人に礼を言って

店をあとにした。


f:id:lonewolf1964:20211229102752j:image

古いCPUに書き込まれた

地図案内は劣化しておらず

路地奥の方まで自然と足が向いた。

記憶された当時のデータを書き出すため

CPUが唸りを上げて高速回転を始めた。

しかし、経年劣化の為

書き出し不可能な映像も多々であった。


f:id:lonewolf1964:20211229102821j:image

まだまだ現在進行系なのだ。

過去に浸り過ぎる時間と

思い出の記録映像を

強制的にシャットダウンし

harleydavidsonのセルを回した。


f:id:lonewolf1964:20211229102840j:image

風が吠え始めると

白波が立ち

海が荒れ始める。

 

さて、焼き芋を食って

帰るか。

 

いつになったら君は来るのか

f:id:lonewolf1964:20211228212123j:image

クリスマスは嫌いでない。

子供の頃からずっと好きだった。

街が金や銀の飾りで華やかに彩られ

クリスマスソングが流れ始めると

自然と心も弾んでくる。


f:id:lonewolf1964:20211228212143j:image

クリパに赤プリ

若者たちはこぞって正装し

チェスターコートを羽織って

狂騒のクリスマスに翻弄された。

バブルの頃の一コマだ。


f:id:lonewolf1964:20211228212237j:image

あれから35年の月日が流れたが

雨が雪に変わる頃

今でも街角からは

お馴染みのメロディが聴こえてくる。

きっと、今年も君は来ない。

いったい、いつになったら

君は来るのだろう。

 

と往年の名曲を聴くたびに

一人きりのクリスマス・イブを

思い描きながら

仕事のお付き合いで購入した

クリスマスグルメの

仕上げにかかるのであった。