スッキリしない天気が続く。
その雨に急き立てられ
花が咲く。
午前中少し仕事をこなし
夕刻からの花見に備えて用事をこなす。
もう10年以上続く
恒例の花見を段取る後輩が
50代にして転職。
労いとお祝いを兼ねて
花見仲間からネクタイを贈るべく
再出発の春に相応しい色目を
デパートでチョイス。
そして遅めのランチは
デパートのフードコートで海鮮丼
恒例の花見は天気ではなく
メンバーの予定を優先。
なので過去は雨の確率が高い。
雷鳴轟く嵐の日もあったし
誰もいない公園で傘を差し
ずぶ濡れになったことある。
もはや桜も天気も関係なく
一年に一度気の合う仲間が集まることに
花が咲くのである。
もちろん
この日も雨
桜の下に陣取ったときには
4組ほどいた花見客も
雨脚が強まるに従って
一組抜け、また一組・・・
最後はもちろん!!
カッパ侍だけが残るのである。
もはや見世物状態。
目の前の酒屋に来たと思われる女性が
怖いものでも見るかのように
こちらをガン見してた。
そして、「ん?」といった表情!!
シマッた!!同級生ではないか。
2時間が過ぎたので
切り上げて居酒屋へ。
その後スナック2軒ハシゴして
夜の帳に散って行くのであった。