今年のGWはカレンダー通りだと
雨の日が少なくはない。
そこで、快晴予報の今日は
有給休暇の行使をすることにした。
６時過ぎには
エンジンに火を入れ
高速に飛び乗った。
日中は24℃位に達する予報だったが
朝の山越えは
霧も立ち込め
寒さに震えた。
今日も精力的に
スタンプラリーを周ろう。
予定走破距離は
400kmだ！！
2箇所目のSTAMPポイントで
長い用を足す為
トイレに向かった。
ふと、地図看板を見ている男性が
視界に入った。
チラッとこちらを見ているような気もしたが
気のせいかな。
用を済ませて
バイクに戻ると
待っていたかのように
（いや、待っていたのだ）
先程の男性が話しかけてきた。
「これ（ハーレー）、そうですか？」
「えぇ、私のです」
顔が
何というのか
前のめりの顔だ。
・・・わかる。よくわかる。
「実物見たのは初めてですが
どうですか？」
歳は40〜45くらいだろうか、
聞くところによると
最近、免許を取得して
早くバイクを手に入れたいらしい。
・・・わかる。よくわかる。
ハーレーにかなり興味があるらしくて
色々と質問をしてきたが
うれしそうで
楽しそうなんだな
これが(^^)
色々とわかることは正直に
話してあげた。
いいところも、そうでないところも。
「ショップ行けないんですよね。
だから、本物見るの初めてで」
・・・わかる。よくわかる。
何となく、第一歩って
勇気いるし
見ると買いたくなっちゃうし
そっくりだ、
一年前の俺だ^^;
まだ、話し足りなさそうだったが
こちらが、終わってあげないと
延々と続きそうだったから
「じゃあ」
と軽く会釈をしながら
手を挙げた。
仕事サボりのこちとらと違って
運送トラックの仕事中だということだし。
breakoutのセルを回す
Vance&Hinesが吠え始める。
ミラー越しに
目を輝かせて
ガン見して
見送ってくれている彼の姿が写った。
何となく微笑ましく
もう一度、軽く手を挙げ
遠慮気味にアクセルを開け
ハンドルを切った。
彼が真新しいハーレーに跨がり
目を輝かせていることを想像しながら
アクセルを開いていった。
こんな一期一会の出会い
いいもんだ。
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