小宇宙

先月初めて体験したアロマテラピーに

引き続き行ってみた。

前回は“鋼鉄の体”的なことを言われるほど

コンディションが悪かったが

この日はまずまずのコンディション。

先生には少し物足りないかもしれない。

その証拠に

先生は指をポキポキと鳴らさなかったし

大好物の涎も出ていなかった。

まぁこれは冗談であり

先生はとても親しみやすい

感じのいい方なのだ。

まずは

その日のコンディションや

気分などで数種類のアロマオイルを

チョイスしてくれる。

そしてヒーリングを聴きながら

まな板の上の鯉となる。

日々起こることは

必然である。

と私は考えているが

自らの体が何かを求める心の声を聞き

無意識に行動する中で

知人からの紹介を経て

ここに行き着いた。

それは必然的に自らが引き寄せたんだと

先生にも言われた。

なるほど。

健康番組が増えてきましたよね。

という話をすると

それは健康番組が増えたのではなくて

無意識に健康に関心が向き

健康番組を引き寄せているのでは

と

落ち着く音楽に

アロマの香り

心地良い施術

こ、これは宇宙だな。

そんな感覚に陥ってしまう。

恥ずかしながら無知が故に

アロマテラピーは

もっと美容やファッション寄りかと

勝手にイメージしていたが

どちらかといえば療養寄りだった。

夢心地で想像してみた。

ここはバリ

静かな海を背景にアロマテラピーを受ける。

遠くでかすかにケチャケチャが聴こえる。

夜の海の上には

大きな大きな満月。

現実ならば

これは大宇宙だろう。

私はまだ小宇宙だが

なるほど

大宇宙を経験すると

もうこちらへは帰ってこれないかもしれない。

明日も頑張ろう！

なんて思わないだろうな。

アロマテラピーとは関係ないが

宗教など精神世界

或いは薬などは

こうやってハマっていくんだな

というのがすこしわかった気がした。

以前リンパマッサージに数回通ったが

自然と遠のいてしまった。

さてさてまだ始めたばかりのアロマテラピー

心の声の赴くままに

少し通ってみようと思っている。