『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

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雨はネガティブだ。

ポジティブに語られることが少ない。

歓待されるのは「日照りの雨」

ぐらいか。

入学式、結婚式、旅行、イベント、祭り

・・・できれば晴れがいいに決まっている。

服や靴が濡れる。傘が煩わしい。

気分が滅入る。とにかくうっとおしい。

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久し振りのまとまった雨を眺めながら

そんなことを想い

雨が気の毒になった。

「雨」といえば

私の年齢では三善英史

土曜の昼下がり♪という詩が

なんとも寂しく

子供ながらにエロティシズムを

感じたものだ。

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そして八神純子

「みずいろの雨」

八代亜紀

「雨の慕情」

太田裕美

「九月の雨」

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どれも素晴らしいではないか。

そして

洋楽ではプリンスの「パープルレイン」

https://youtu.be/TvnYmWpD_T8

どれもこれも

雨無くしては生まれてこない名曲ばかりだ。

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「雨音はショパンの調べ」

という曲もあった。

雨の良さは音かもしれない

パラパラ

ザァーザァー

シトシト

ポツリポツリ

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RCサクセション

「雨あがりの夜空に」という曲では

雨あがりの夜空に流れる

ジンライムのようなお月さま

という一節がある。

そう、雨がもたらす最高のシーンは

雨が止んだその直後にある。

 

雨が降り注いだ全てのものが

浄化され

キラキラと光り

新しい世界の扉が開くのだ

 

その心輝く景色が見られるのは

雨の賜である。