メンテナンスが効いた翌朝は
気持ちも体も上り調子。
空はまだ曇天だが
それで折れることはない。
久しぶりにHurleyに火を入れて
まだ眠りから覚めたばかりの町を
尻目に走り出す。
気温は高くはないが
昨日のアロマのせいか
寒さも割と心地よく
体の芯は冷えてない。
一時間足らず走った所にあるcafeに
静かな朝の風景と
春を感じさせるガーデニング
そして少し寒さも混じり合い
今日も素敵な一日の始まりだ。
昨日から心地良い時間の連続。
昔は仮にメンテ日というと
一日布団の中でダラダラと過ごすだけ。
夕暮れには言いようのない疲れと
後悔が襲ってくるのが定番だった。
素材に拘りが見える
モーニングサービスは
何を食べても美味い。
山菜のおひたしの
ほろ苦みが
これまた春の訪れを感じさせ
絶妙だ。
贅沢な時間を過ごし
300kgの鉄馬のエンジン始動。
1868CCのエンジンが吠え始め
Hurley独特の2気筒の鼓動を刻み始める。
真っ直ぐに伸びた二車線の街道を
スロットルを開きながら
駆け抜けてゆく。