白銀の峠から
コテージに帰り
ランチは大根餅。
どちらかといえば
餅好きだ。
将来、餅を喉につまらせて
終止符を打つことだけは
避けなければいけない。
さらに近くに掃除機があることを確認して
餅を食べることも重要だ。
植栽や積雪を言わなければ
軽井沢の別荘でも
通用するシチュエーションかもしれない。
唯一
申し訳ない言い方だが
何もないのである。
軽井沢のように銀座も
レストランもショッピングをするところも
そこが良かった。
とても・・・
性格的に
あれば、好奇心に押され
食べたり、買ったり、見たり
したくなる。
・・・しかし
そんな世俗のものは何も
無い
大根餅で腹を満たし
ランチビールでほろ酔い気分になり
すぐにソファで眠りに落ちた。
何もない
何もしない
赴くままに過ごす
そして再び暖炉に火が灯り
周囲が夕闇に包まれてきた。
牡蠣のアヒージョ
ローストビーフ
今宵のディナーは
昨夜と打って変わり
洋風だ。
ヒュッテに合う料理は外せない
昨夜はおでんだから
山荘に泊まったんだな。
https://youtube.com/shorts/iEw-tn5sq90?feature=share
イメージ一つで変化に飛んで
それも楽しからずや
そして
昼間峠で手に入れた
“ツララ”
つまり“オンザ氷柱”
人口の氷と違って
暖炉の前でも溶けない
この氷柱で
ずっと楽しむことができた。
空を見上げると
昨夜満月を迎えた
お月様が深山のコテージを
煌々と照らしてくれる
ポータブルスピーカーから流れる曲は
ジョージ・ウィンストンのLOVE
2階のベッドに寝転がれば
天窓からも
顔を覗かていた。
ロマンティックな冬の夜に
酔いしれる。