蕎麦を食いに越境
今日も一枚厚着をして正解
気温の割に涼しい日が続く
山と渓谷に挟まれた
ほぼ信号の無い道を
軽やかに駆け抜けてゆく
さざれ石という店名が素敵だ
ぜひ蕎麦界の巌になってほしいものだ
何よりも接客が素敵だ
まだ開店を迎える前に到着したが
「どうぞ中でお待ちください」
!!
「まだ開店前なので入らないで」
と言われたことは何度か経験あるが
その心遣いが味に生きると思っている
出汁の効いた
厚焼き玉子
うまい!
繊細な味だ!
そしてお待ちかねのもり蕎麦だ
麺は繊細な細麺だ
漬けつゆが江戸風だな
そう、麺つゆのように
つゆの中を潜らして食べるのではなく
刺し身のように
ちょいとつけて食べるくらい
つゆに濃さがある
蕎麦をつゆに浸しては粋ではない
という意見もあるが
あれは元々は漬けつゆが
濃ゆかっただからだと思っている
お腹も張り蕎麦屋をあとにする
途中のレストパークで
珈琲タイム
風が気持ちよかったので
緑地帯のベンチに腰掛ける
そこからの記憶なし
気がつけば
とょうど1時間
寝落ちしていた
大きく伸びをし
すっかり冷めた珈琲を飲み干し
火を入れる