昼から飲む酒
これも人生の祭りだ。
酒蔵リノベーションの
オープニングだから
当然朝から
浴びるように呑むんだろうと
勝手に思い込んで
飲み比べセットなんて頼んでみた。
後からわかったことだけど
呑んでるのは私だけだった。
時代は移ろってゆく。
もろみチーズをつまみに勧めてくれた。
その勧め方が
おかしくて頼んでみた。
そう、それは悪魔のツマミなのだ。
酒のために生まれたような料理。
悪魔の料理なのだ。
いい具合に昼酒が回ってくる
地元の若者がDJブースで
音を鳴らす。
選曲が私の年齢の合ってて
またまた酒が進む。
蛸とアボガドのマリネが
また秀逸だ
このペースで日本酒を呑んでいると
列車で帰れなくなるな。
ビールにチェンジだ。
お昼が近づくに連れ
段々と客が増えてきた。
しかし・・・
頼むのはこの日のランチのパスタばかり。
酒・・・
私だけ
と言っても、もう手遅れだ。
帰りの列車の時刻を計算し
日本酒サワーとパスタを注文する。
付け合せのマリネがうまい!
こんな飲み方も悪くないな。
列車に乗って
古びた酒蔵のBARで
昼呑みするなんて
オトナの遊びだな。