大学の後輩から呑みの誘いを受けた。
気のいい奴で
過日、集まりがあったときに
飲み過ぎた彼を
家まで送ったことに恩義を感じ
誘ってくれたようだ。
私のせいではないが
元々予約しようとした行きつけの店が
店主の事情で
しばらく休むことになったことを
飲みに行く日の朝知る。
そして、代替わりに
指定された店へ約束の時間に行くと
やはり休み😅
焦る彼をなだめ
その近所のまた彼のお目当てに行くが
こちらも休み。
目の前にあった小さな居酒屋に飛び込んだ。
そして、彼が用意した2軒目。
いい感じ
聞けば私と同い年のマスター
随分とイカしてるじゃないか。
我が身を振り返り
やはりサラリーマンは長年の疲れが
全身に染み込んでいることを痛感する。
共通の友人もいて
ひとしきり盛り上がる。
ターンテーブルが気になって
レコードで曲を流してもらった。
後輩はあまり酒が強くないため
もう一軒私を連れていきたいらしく
早々にこの店も席を立った。
そして3軒目
カラオケスナック。
コロナどこ吹く風かな
満席だ。
なるほど後輩の昔からの知り合いだという
ママの娘さんが小綺麗で
ここに人気の秘密がありそうだ。
カウンターに座り
隣で熱唱中の方をよくよく見ると
取引先の偉い方ではないか。
数年ぶりの再開に
またひとしきり盛り上がり
次から次へと
カラオケにオーダーされる曲が
ドンピシャな曲ばかりで
気分はHIGH MAXになったが
後輩がもう限界を迎えたため
やむなくチェック。
彼をタクシーに押し込み
クールダウンと自分に言い訳をし
隣接するビルの馴染みの店へと
階段を上るのであった。