サラリーマン人生で
世の中も自分も絶好期の師走
ほぼ2日に一回は忘年会三昧だったような。
食い物は旨いし
酒は進むし
何かしら仲間との会話も愉快だった。
仕事も上り調子で
上司をつまみに快気炎を上げた。
3次会4次会5次会6次会と
狂ったようにはしご酒をしたものだ。
しかし、一夜が明けると
無惨にも夢は覚め
気持ちは冷え切ってしまうのである。
若き女性は
酒の場での男の口説き文句には
気をつけたほうが良い。
その瞬間に
噓は言ってないことは
間違いないが
全てが幻と思ったほうが良い。
どちらかが悪いわけではないだろう。
酔いで視界も狭まり
痘痕も靨に見えることだってある。
昔、こんな歌があった
「朝起きたら、あぁ〜
男の態度が変わっていたぁ」
飲み過ぎた翌日
色んな意味で
「もう酒やめた」と思う人は
少なくは無いだろう。
私も例外ではなく。
調子に乗ってしゃべったこと
一欠片も残っていない記憶とお金
翌日一日を無駄に過ごす二日酔い
身体は無意味に炭水化物を求め
心を後悔が支配し
布団の中で臥せってしまう。
それでも
数時間がすぎれば
また、同じことを繰り返す。
私の場合、薬物中毒と違って
それ自体を我慢できない訳では無い。
日頃は酒は飲まない
如何せん、一旦火がつくと
セルフコントロールが
効かなくなるのである。
その瞬間、その瞬間には
まともに判断は
できているはずなのだが
そんな出来事も
大晦日の歌番組が
変遷を遂げるように
コロナによって
過去の話になりつつある。