奥深い山頂で
店を開けるのは休日だけ
そんな粋なうどん屋を目指して
1868CCのエンジンに火を入れた。
少し疲れ気味だったこともあり
片道60km程度のお散歩Runだ。
途中の道の駅で
お決まりの珈琲と菓子パンを頬張る。
次に寄った道の駅では
ワンちゃんとタンデムの
ハーレーと遭遇だ。
特段嫌がっている様子もなく
どちらかと言えば
きょとんとしたその表情が
愛嬌があり
慣れを感じさせられた。
そして、再び出発した後は
しばらく登りラインが続き
「きっと混んでるんだろうな」と
覚悟を決めた
視線の先に現われたのが
これだ!!
よりによって・・
いいんだ。よくあることさ。
「事前確認か、予約確認をすれば」
とよく言われるが、
あまのじゃく性格故に
店の都合に合わせて行動するのが癪なのだ。
別に開いてなきゃ、それでいい。
それにスモールアンラッキーを貯蓄していて
随分と溜まってきたように思う。
大きく見返りがあれば、それでいい。
小さなラッキー!等、必要ないのである。
何度も見納めを呟いたが
まだまだ紅葉は続く
青空にハーレーダビッドソンの
ゼファーブルーが映える。
さて、うどんの代わりに何を食べるか
頭を巡らせる。
行きとは違う道を
走って帰ろうと思っていたが
最近、人気のカレーショップが
往路の道沿いにあることを思い出し
来た道を引き返すことにした。
頭が
うどんからカレーに切り替わった所で
エンジン始動だ。
迷うことなく
カレーを目指して
アクセルを吹かす。
カレーショップ着。
・・・休み
いいんだ。よくあることさ。
え~い、どうすりゃあいいんだ。
答えはひとつ
そうだ!!
カレーうどんを食べよう。
少し走った河川敷の側の
屋台風の食堂。
特別名物でもないが
まぁ、今日の思いがてんこ盛りになった丼
お腹を満たしたあとは
珈琲を楽しみながら
人生ってのは
こんなもんさ。
と自らに言い聞かせ
納得するのであった。