『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

歯痛

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以前から不安定だった

歯が痛み始めた。

虫歯ではない

根元の部分が割れてて

いずれ抜歯が必要と

言われていた部分だ。

たまに痛んではいたし

我慢は現代っ子よりは十八番だから

我慢をしていたが

どうにも耐え難くなり

夜に、ドラッグストアへ

車を走らせた。

事前にネットで調べたところによると

ロキソニンが効くらしい。

棚を見ると

ロキソニン祭りか!というくらい

あるではないか!!

全部が空箱でなにか小さい貼り紙を

してあったが

この箱をレジに持って来い

ということだろうと

とにかく痛いので、レジに急いだ。

無愛想なレジ係の男が

「薬剤師がいない時間はこの商品の

販売はできません」

的なことをのたまわった。

はぁ?!なんですと?

そんなこと知らないし。

ことは緊急時なのだ。

我慢ができない現代っ子なら

救急車が出動したかもしれない。

「痛い!とにかく痛いから売って!」

「他の商品なら」

・・この店を相手にしても埒が明かん。

頭はもうロキソニンなのだ。

無愛想な男を横目に

別のドラッグストアへ向かった。

 

ない!ロキソニンがないてはないか。

直ぐ側にいた女性店員(薬剤師か?!)が

「何かお探しですか?」と聞いてくれた。

事情を説明したところ

「それは大変ですね。

ロキソニンは第一類医薬品ですので

この時間は薬剤師がいないので

販売ができないんです」

と、先程の店よりは丁寧に説明してくれた。

ロキソニンがご希望なんですね」

「そうですね。ネットで調べたところによると

歯痛に1番効きそうなので」

ロキソニンと同等の効き目で胃に優しい

商品がこれで、おすすめですよ」

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なるほど、こうやって親切に手順を追って

説明してくれるとわかりやすいし

納得もするってもんだ。

しかも、さり気なく心配の言葉を挟んでくれる。

ここまで懇切丁寧に勧めてくれて

ロキソニンにこだわる理由はなにもない。

勧められた鎮痛剤を買って

家路を急ぐのであった。