『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

晩夏に瀬戸内の離島を訪ねる①

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ワイパー効かない土砂降りの雨
間もなく台風になる低気圧の
ちょうど外円辺りか
何度かハイドロプレーニング現象
ハンドルを取られそうになる。

 

しかし本日はOff日だ。

朝の珈琲を楽しみながら
低気圧を越えて山道を進むと
予想通り瀬戸内は薄日が刺している。
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それにしても物凄い雨量で

harley-davidsonでなく
車で来て正解だ。
孤高のライダー等と粋がってみても
中身は小心な羊ライダーだ。
瀬戸内の離島で
マシーンを潮風に晒すのが嫌で
今回はレンタルバイクをチョイスしていたのだ。

イタリアのベネリTNT125

いつもは300kgの巨体を転がしているが

それに比べると

もはやトイモーターサイクルと言って

過言ではないくらいだし

乗り始めは、軽すぎて怖いと

思ったほどだ。

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いよいよ乗船だ。
波止場で船を待つ時間は
否が応でも旅気分は盛り上がる。
それにしても
兎角この手の切符売場のおばちゃんは
ほぼ無愛想だ。
彼女たちにしてみれば
船は生活の足であり、日常だからなんだろう。
自分に翻っても
自らの生活圏に
見知らぬ人

が立ち入ってきても
愛想よくはできないかもしれない。

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濃いグレーの雲が迫ってくるので

内心気がきではない。

いくつかの島に寄港し

いよいよ到着だ。
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1時間30分程の船旅が楽しめた。

さて、瀬戸内の離島とくれば

ランチは海鮮系。

既にググッとターゲットはロックオン済みだ。


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なんと魚定食以外は

日常的な定食ではないか。

そうなんだ。

我々にとって非日常は関係ない。

島の人が基準であることを忘れてはいけない。

「魚定食くださいな」

「今日はカキフライなんだけど、

申し訳ないね」

・・・いいんだ。よくあることだから

刺し身なんていつでも食えるさ。

カキフライ好きだし。

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さて、チェックインは15時だし

島をイタ車でトコトコと走るとするか。


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