8月が終わりに近づいた頃
少し早い夏の終わりを見つけに
高原へとバイクを走らせた。
気持ちヒンヤリとした空気が肌を包み
少し灰色を帯びた雲の演出もあり
何となくの“夏の終わり”は
感じることができた。
エイヤーとばかりに決めた離島行きだが
すんなりと行かないのが
昔から羊につきまとう
間の悪さである。
予約を入れた数日後に
各地で観光特割の再開が発表された。
数日違いで5000円近く安くなるのなら
「しまった!」と思うのが人情である。
すぐに予約をした宿に確認をしたところ
一度キャンセルをして
指定の旅行業者のサイトから
予約を入れるやり方があるとのこと。
今回は楽天は使えないとのこと。
ガッテン承知の助だ!
何しろ一部屋しか残っていないので
キャンセル後、タイミングを逃せば
他の予約が入る可能性も否定はできない。
手に汗を握る瞬間だ。
幸いキャンセルの手続き直後に
じゃらんの画面に「残り一部屋」の
表示が確認できた。
さらに、画面左肩を見ると
「同時に5人の方が見ています」の文字が
イカン!急がねば!
考える暇もなく、瞬時に予約完了!!
やや高いプランとなり、
フェリーのキャッシュバックもなくなったが
それでもお得には違いない。
スムーズ過ぎるくらい、うまくいった。
と、このときは思ったのだが・・・
小一時間ほどして
宿泊施設からメールが届いた。
「特割キャンペーン管理者から連絡があり
今回はじゃらんは対象外となりました」
な、なんですとー!!
・・・そうなんだよな
そんなにうまくいくとは
思っていなかったんだよな。
昔から・・・
それにしても、観光特割の
何とも後手後手感
私のやることは
じゃらんをキャンセルして
再びダイレクトに宿のサイトで
予約をし直すこと。
しかしながら
もはや、時間の無駄であることが心を支配し
現状維持を決めた。
結果、フェリーのキャッシュバックなし。
特割の料金適用されず。
プランが変わったので2時間飲み放なし。
兎角人生とはこんなものである。
晩夏の海に心も身体も浸ろう!
なんて妄想を抱くと
しっぺ返しを食らうのである。
台風襲来を避けられただけで
良しとするか。