あんなに若い頃は
寝ても寝ても眠かったのに
今や下手すりゃ
2時間に一回は目が覚める始末。
それが、歳を取るということなんたろう。
そんなカウントダウンサラリーマンの
早起き病を活かして
今夏はウォーキングや早朝RUN(バイク)に
精を出してみた。
月に一回はオンライン
ウォーキング大会15kmの部に
参加しているが
だいたい5時前に出発して
7時過ぎに帰り着くパターン。
それは、それで暑くもなく
清々しくて気持ちもいいし、
何よりも一日が俄然長く感じる。
唯一の欠点は
ランチ後や夕刻近くに
強烈な睡魔が襲ってくることだ。
そして、早朝RUNの目的は
モーニングサービスだ。
近すぎてもだめだし、遠すぎてもだめ。
7時前にガレージを出発し
人気の無い明け方の街を走る。
ちょうど1時間くらい走って
8時からオープンしている
気の利いたcafeは限られている。
早起きは三文の得とは
よく言ったもので
普段見ることのないシーンや
季節を感じることができる。
こうやって、
過ぎ去った夏を回顧して
文字や写真で表現すると
自らを客観視することができて
案外、充実しているようにもみえる。
実際は
目が覚めて
時間を持て余すのも居心地が悪いので
やってるくらいのことである。
あるいは、子供の頃
夏休みだからという理由と
スタンプを貯めることを目的に
眠い目をこすりこすり通った
ラジオ体操のようなものかもしれない。
気持ちのいい朝を過ごし
陽が昇れば
蝉しぐれが耳を劈き
変わらぬ夏の一日が始まるのである。