桜の季節に
孤高の桜の側で営む
山里の蕎麦屋を訪ねることにした。
この日もharley-davidson
breakoutは好調だ。
桜並木が美しい
長閑なロードが続く。
桜は華やかな側面と
命尽きるときと散り際を重ねさせる
寂しさと儚さの側面がある。
そんな情景が
バイク乗りに似合うのである。
一見、派手で華やかなマシーンを
操ってはいるが
走っているときは
寡黙で孤独なのである。
さて、お目当ての蕎麦屋に到着だ。
葉蘭に盛られた蕎麦が
野趣を感じさせる。
窓から臨む風景も素晴らしい飾り付けだ。
主役のしだれ桜は散っているが
周囲の花はまだまだ綺麗に咲き誇っている。
それにしても日本は美しい。
赤や黄色の原色パレードも美しい。
こちらの桜の周りには
大きな蜂が複数飛んでおり
私を始め、皆怖がっていた。
自然の中に入るのだから当然なのだが
観光地として売っているのであれば
対策が悩ましいところだろう。
青空と花のグラデーションが
訪れる人々を楽しませてくれる。
見る角度を変えると
花木の表情もガラッと変わる。
桜の向こうに集落が見える。
長閑な風景だ。