『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

季節の移ろい

f:id:lonewolf1964:20220211140925j:image

遥か彼方の空の下

白い雪を冠った山の頂を横目に

ドコドコと

ハーレーダビッドソン

海を目指す。
f:id:lonewolf1964:20220211154016j:image

海鮮食堂のご主人は

どうにも同じ時代を生きてきた匂いがする。

案の定、駐車場に停めたBreakoutを

食い入るように、

そしてぐるりと回りながら

ガン見した挙げ句に

「何CCですか?」

そう

昭和の男はまずは排気量だ。

聞けばオーストラリアのKTM

乗ってるらしい。

やるな。お主。

f:id:lonewolf1964:20220211154038j:image

会計時も気になってる様子で

「これから、どちらへ?」

返す私も

いたずらっぽく笑いながら

「こんな最高のコンディションの

今日走らなくていつ走る?!

これから海岸線をずっと走ります」

と、休日に仕事をしている彼には

ホントに酷なひと言である。

「いいですねぇ。。」

 

一言二言しか交わさなかったが

人柄の良さがにじみ出ていた。

いいライダーだ。

f:id:lonewolf1964:20220211154605j:image

お腹もふくれ走り始めると

正午を回ったせいか

気温も上がり、暑くなったので

全ての電熱ヒーターのスイッチを

オフにした。

f:id:lonewolf1964:20220211154738j:image

冬と春が交差し

季節が移ろってゆく

春の訪れが楽しみだ。

f:id:lonewolf1964:20220211154933j:image

海岸線をゆったりと

ドコドコと流す。

この日は海もキラキラと輝き

一際綺麗だ。

f:id:lonewolf1964:20220211192133j:image

さてと

海を臨むカフェで

coffeebreakとするか

f:id:lonewolf1964:20220211192651j:image

感染予防のために開けただろう窓から

何とも爽やかな風が入ってきて

ブラインドの紐がゆらゆらと揺れる。

海を渡ってきた風は

紛れもなく春の風だ。

f:id:lonewolf1964:20220211194354j:image

贅沢な時間が過ぎてゆく。

f:id:lonewolf1964:20220211201114j:image