『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

第7回しまなみ海道ウルトラウォーキング③

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スタート間近で

スタート地点へ集合するように

アナウンスがあった。

一年に一度、

ウォーキング大会に出る程度の素人が

とも思ったが

ポジティブに

先頭集団に位置づけた。

 

若い頃なら

遠慮の塊だったが

年齢を重ねるに連れて

少々、そういったことが

気にならなくなったのである。


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話は戻り

周囲を見渡すと

失礼ながら

じいさん&ばあさんばかりではないか

いやいや、侮ってはいけない。

きっと、この先輩方は

(意外と歳は近いかもしれないが)

慣れた方々なのであろう。

とは、言いつつも

見た目のフケ感からし

完走目標なんだろうな。と

勝手に思っていた。

 

しかし、

主催者と思わしき男性が

親しげに

その老人軍団に向けて

「へんな組み方になっちゃって。。

着くの夜中ですね。すみません。」

ん?

どーゆーこと?!夜中?

どんなに頑張っても明け方でしょう?!

 

主催者の投げ掛けに

老人軍団は

ワイワイと笑顔でリアクションしていた。

そして、スタートの瞬間!!

 

しばらくは10人以内のポジションにいたし

歩幅も足の速度も

見た目は違わなかったので

「なんだ、真夜中は言いすぎか」

と高をくくっていたのに

徐々にじいさん&ばあさんの背中が

遠く感じ始めた。

 

いや、それは

じいさん&ばあさんが

別の世界に旅立っていくという

意味ではなく

リアルに遠ざかっていくのだ。

相変わらず

歩幅も足の速度も違わないし

私の速度が落ちたわけではない。

 

きっと、僅かな差なんだろうけど

その積み重ねで

驚くべきことに

みるみると差が開いていく。


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さらに、

時の流れに重ねてきた年輪のせいか

ウォーキングフォーム

どこ吹く風

普通に歩くのにも

大変じゃねぇ?

といった歩き方で

みるみる間に差を広げていくじいさん。

 

ゴルフをやっている時にもいたな

めちゃくちゃな

いや、思わず「えっ?」と言いたくなる

フォームなんだけど

ちゃんと飛んてる人。

それと、同じだ。


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先輩たちの

業の深さを感じながら

私は私で

快調に歩を進めた。

 

汗ばむくらいの気温で

全てが順調だった。

 

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