『羊と狼』カウントダウンサラリーマンのエレジー

羊サラリーマンの日常、及び回顧録

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京⑪

カウンターの席に案内された。 食事担当と思わしき着物姿の女性が 一人立っていた。 待った。待ってみた。 が!しかし! ノーリアクション。 仕方なくこちらから声をかけ 飲み物を頼んだ。 最初の料理が運ばれてきた ん? なにか違和感。 ほとんどの宿では …

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京⑩

普段はあえて自分のことを喋ったりは 絶対しないのだが これも歳のせいか (何でも歳のせいにするのは良くないが) つい、観光ではなくウォーキングで 京都に行くということを宿に伝えてあった。 すると、チェックインのときに 「お疲れでしょう」 と言って湿…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京⑨

大津からの京都行き電車で 何とか座ることができた。 寝過ごしだけは厳禁だ。 京都駅着 遅いランチを食べようとしたが どこも黒山の人だかりだ。 最も回転の早そうな うどんと蕎麦の店で にしん蕎麦を頂いた。 確か昨年の旧中山道ウォークの あとも蕎麦だっ…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京⑧

時間の感覚もなくなった。 気がつけば夜が明けかかっていた。 相変わらず 眠い→寝たい→足が痛い→棄権したい は続いている。 加えてスポーツドリンクの飲み過ぎか 胃がムカムカしていて 吐きそうになる。 モチベーションに連動して 体調も下がってきた。 写真…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京⑦

京都コースの良いところは。 夜中に町中を抜けるので 寂しくないことである。 繁華街は観光客や若者で賑わっていたし 祇園あたりを歩いている深夜には アフターと思わしき 男女の二人連れも何組か目にした。 今回、神対応があって 夜中に京都御所を抜けてい…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京⑥

口数が減るように 写真の撮影の数が減ってきた。 つまり余裕がなくなってきたのだ。 追い打ちをかけるかのように 月が登り 宵闇が忍び寄ってくる。 さらに下がる気持ちに 日が暮れかかった頃の紅葉が 輪をかける。 羅針盤替わりの この灯台の灯りが心の支え…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京⑤

嵐山公園内を通過し、 その後化野念仏寺、仁和寺へ向かう このルートはしっとりして いい感じ。 渡月橋辺りより落ち着いた感じ。 また、ゆっくりと訪ねたいものだ。 大方の予想通り 外国人も多い。 というか全部外国人?! 円安効果はスゴイね。 円安も抹茶…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京④

渡月橋を上へ進んだ辺りが 時間的にも 紅葉を愛でる最高のチャンスだった。 それはもちろん 体力や気力、そして モチベーションも今振り返りば 全てがピークで 後は行き着くところまで 落ちてゆくだけだった。 そんなことは考えもせず またバッテリーも気に…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京③

膝位置の高い女性考察にも飽き Amazon Musicにも飽き 歩くのも少々飽きてきた。 写真撮影時刻が13:30近くなので 歩き始めて3時間半 仮に24時間で歩き切るとしても まだ8分の1とチョイ こんなことを考え始めると 黄色信号である。 スタート時の主催者の挨拶で…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京②

これが今回の 第2回京都ウルトラウォーキング110㎞の 全容だ。 「なぜ歩くか?」と問われても 明確な答えはない。 今回も例外ではなく ゴールしたときには もう二度と歩きたくない。 と思っている。 京都らしい竹林の中を歩くコース こうやって写真やら動画…

紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京①

これがこの夜の寝床 寝てから気がついたが 還暦間近のサラリーマンには 少々キツイ。 110kmウォーク前には できれば避けたいところだが 前泊を除いての選択肢は 夜行バスしか無いのである。 前泊と後泊を天秤にかけると 後泊が圧倒的だ。 もちろん両泊という…

田舎町の駅前赤のれん

慣れない夜行バスに乗るため 駅前の赤のれんで 時間つぶしに飲む。 地元民らしき ばぁさん二人連れ 瓶ビール一本を二人で分け合い つまみは刺盛りを中心に豪華だ。 晩飯替わりか・・ 峰不二子のごとく 胸の突き出した女性に 不釣り合いなメガネ男。 おあいそ…

第2回京都ウルトラウォーキング110㎞(準備編)

年に1回参加する100kmウォーク。 毎月のように参加している方から言えば ひよっ子である。 小豆島 しまなみ海道 旧中山道 に続いて4回目の参加大会に選んだのは 1000年の歴史を誇る“京都”だ! 紅葉の三都を巡る~長岡京・平安京・大津京~ 第2回京都ウルトラ…

一泊飲みツーつづき

4軒ハシゴをした後は 禁断の味噌バターラーメン。 さらに民宿に戻ってからの 部屋飲み。 こんな幸せ時間を過ごす一方で 世の中 大丈夫か??!! が、たくさん 羽生さん離婚に至る経緯。 驚きと怒りと悲しさしかない。 そんなんだったっけ日本?! 相次ぐ熊…

一泊飲みツー

この日は朝から いつも通りに天気予報は 見事に外れて雨。 午後から 仲間と一泊飲みツーリングの 予定だったが バイクで行くか。車で行くか。 皆迷った末に バイクに決定。 それにしても寒すぎる。 休憩途中に夕飯を予約した居酒屋に 無理を言って 鍋を用意…

季節の彷徨い

季節が自然に翻弄され 彷徨うように 人も皆 混迷の時代に生きて 彷徨っている。 仲間と飲み明かしたり 旅に出たり 人の悩みを聞いたり 黙々と歩いたり 全てが人生の祭りなのだ。 1年を振り返るにはまだ早いが 混迷の時代に 悪くない1年だった。 寒い山間で食…

落葉の季節

秋が来ないまま 秋が去ってゆく そんな翻弄された季節に バイクを走らせた。 空は一面雲に覆われ 目は覚めたものの 今日は自宅待機だな と二度目の眠りについた。 やってもやっても 到達できない 夢の世界で 未達の無限ループが二度寝の お決まりのパターン…

ダムカード

少年と遊ぶ日に 「何処かへ行きたい」 というのでたいした考えもなく ダム湖へ向かった。 少年も特に興味も無さそうだ。 ダムの上ですれ違った 隣県の親子連れが 「管理棟に行ったらダムカード 貰えますよ」と それほど気乗りはしなかったが 少し乗り気の少…

新蕎麦

11月は新蕎麦の季節だ 新蕎麦を食するため 車を走らせた。 一部には紅葉も終りを迎えていたが ようやく山の木々が 色づき始めた感もある。 山里では暖炉に火が灯り コロナで途絶えていた村の祭りが 賑やかに執り行われていたようだ。 こんな山里でも 長いト…

秋の夜長と月夜

まだ治りきらない風邪と 2日間の疲れで 空港では足を投げ出し寝そべる。 寝そべる用のチェアがあるのがうれしい。 ついウトウトしてしまった。 外界の景色を楽しみながら いや、楽しむ余裕はなく 緊張しながら眺めた。 空が、飛行機が 好きな方にはたまらな…

tokyo夜

千葉から東京へ 海沿いを走る電車に 綺麗な夕陽の光が車内に射し込んできて 思わずスマホでパシャッ。 都会にあって田舎に少ないサービスの一つに 靴磨きがある。 時間があれば行こうと思っていたので 記憶を頼りに 有楽町の交通会館に足を向けてみる。 大昔…

tokyo2日目

東京2日目の朝 メタバースどころか メタボになりそうなチョイスで 朝食を済ませ 幕張に向かう。 宿は東京なので 幕張遠し 最終日とあって人も多いし 何よりもブースへの勧誘合戦が 熾烈を極めている。 のんびり通路を歩こうものなら 両側から手が伸び パンフ…

Tokyo

久しぶりの上京である。 しかし、残念ながら 少々風邪気味で体調は万全ではない。 おかげで雲の上でも良く眠れて あっという間の到着だ。 向かうは幕張メッセ。 展示会の見学が今回の目的だ。 また、しばしバスに揺られ ウトウトと眠る。 我ながら よく眠れ…

バイク日和

バイク日和につき エンジン始動。 初秋なのか晩秋なのか 良くわからない気候の中 秘境を目指す。 快調な滑り出しで モカもウマシ。 山が色づくには少し早かったかな。 しかし暖かい。 ウクライナやパレスチナで 起きていることを考えると こうやって呑気にバ…

空き家問題

両親が亡くなって数年が経ち 田舎の家が空き家状態だったが 近年の空き家問題や法律のこともあり 重い腰を上げることにした。 相続対象は私と 亡くなった姉の子達3人である。 私以外は都会で暮らしているため 田舎の荒ら屋などお荷物になるだけで 遺産分割協…

秋の夕暮れ散歩

バイクで遠く走るには 色々と条件が整わなかったので 散歩ツーリングにした。 川沿いの道を走っていると 時折、金木犀の花の香りに包まれる。 また、枯れ葉が くるくると踊るように風に舞い 落葉となってゆく。 日差しはまだきつく 迷いながらも 革ジャンを…

秋・色彩(イロイロ)

いいな秋 冬が来る前の 今年は短い秋 それにしてもとにかく眠い。 そして食べる。飲む。 マズイぞ・・ 年を食うと 結果は数ヶ月経てやってくる。 スポーツの秋に向けて 凛とした空気感に身を置きたくて 武道の中から一人でもできる 弓道を夏の終わりに体験し…

License changed from gold to blue

免許証更新のお知らせが届いた。 ん?! 「違反者講習」 なんか違反したっけ??? と一瞬考えて 忌まわしき過去を思い出したのだ。 私(青矢印)が朝の通勤時に 車で直進 赤矢印の方向から 神風チャリ学生が 私の車の左前方横に突っ込んできたのである。 す…

元祖takeout鮨

お持ち帰り鮨の 定番包装紙。 この状態で緑の紐で縛り 真ん中を輪っかにして 指を通してブラブラと 酔っ払った父が夜遅くに 買って帰ってきてくれたのが懐かしい。 年輩の方ならご記憶があるのでは。 私の住んでいる街の 元祖takeout鮨の店に 何と30年ぶりに…

夜明けの街を走る

まだまだ暑い。 前日は湿度があり 昼間、家の自室でクーラーをつけずに 扇風機だけで過ごしていると 知らぬ間に汗ばんでいた。 9月に新しいガレージに移って バイクに乗れずに10月を迎えてしまった。 悪睡眠のせいか 夏の疲れか とにかく休日は眠い。 ついで…