ハイスクール時代の仲間が現地で合流して
4人で田舎町の繁華街に繰り出した。
ツーリングの後にひと風呂浴びて
飲むビールは最高だ!!
刺身も“これでもか!!”というくらいに新鮮な上に
都会ならこれで“万”だろう。というくらいに盛りもイイ!
酒が回れば
頭の中身も、しゃべることも
16の頃のままだ。
気を使ったり、言葉を選ぶ必要がない。
ここが同級生のいいところだろう。
そんな気分に拍車をかけるがごとく
ガリガリ君サワーなどを頼んで
盛り上がったところで
2次会のBARへと向かった。
ここでも旅気分を盛り上げるために
普段なら絶対に頼まないようなカクテルを頼んでみた。
悪くない。
で、2年前に旅立った友にも
影杯を捧げ
次々にグラスが空になってゆく。
飲み過ぎは明日のライディングに影響するので
要注意なのだが・・・
青春の色合いが濃くなってきたところで
ハウンドドッグの往年の名曲
“嵐の金曜日”の一節
ワイングラスのシェリーを
粋がって頼んでみた。
これが、またウマイぞ!!
調子に乗った還暦前の
既に若年化した小僧どもは
暗闇の町に灯る
とまり木を求めて彷徨い
一軒の場末のスナックの
暖簾をくぐった。
気立てのよさそうなママが迎えてくれたところで
1週間前の“浜省”熱が再燃し
“もうひとつの土曜日”を勝手に熱唱。
きっちり1時間後には
1時間飲み放題の終わりを告げられ
宿へとタクシーを走らせた。
真夜中過ぎだが
なんだか町内放送(津波注意報)が流れていたが
既に冷静な判断力を失っていた60前の男たちは
ほぼ、気に留めることもなく
宿の近くのコンビニで
部屋飲み一式を仕入れ
やっとのこと帰宿した。
何しろ
ガキ化しているものだから
深夜にもかかわらず、ついついボルテージが上がり
恥ずかしいことに
同宿の客に注意をされてしまった。
今宵これにて
就寝。